防水工事について

  ―こんな症状はありませんか―

○クラック

壁面クラックの一例

 

まず目につくのはひび割れ、いわゆる「クラック」。コンクリートは一見、見た目の変化はありませんが 内部素材、主に「鉄筋の錆び」の進行に要注意です。 放置する事で内部の腐食が進行し、いつの間にか強度 が落ちていたら…地震の時など心配ですよね。

※注意※

全てのクラックが悪いわけではなく、基幹部分や 圧力や張力の負荷が掛るかどうかにより、補修の重要性が変わります。不必要な工事を要求する悪徳業者にご注意下さい。

 

 

○ドレン(排水講)

ドレンに植物が生えた様子

ドレン(排水溝)まわりの清掃を怠りゴミが溜まると排水能力の低下はもちろん雑草が繁殖してしまう事も。写真のように植物が生えてしまったら一大事。植物の根が広がり、防水層の剥離原因になってしまいます。

 

 

○防水層の膨れ

防水層の膨れの様子

振動などにより、下地と防水層の間に空気が入ってしまっている状態です。防水層の浮きが拡大すると、ジョイント (接合部)が剥離しやすくなります。

○モルタル欠損

モルタル欠損の様子

防水層が一緒に取れてしまったり、 下地が露出してしまっている場合があります。高所の場合は落下による人的被害の可能性もありますので早めの補修をお勧めします。

―放っておくとこんなことに―

コンクリートの爆裂・欠損の様子

爆裂、欠損!!!

 

クラック等の放置により内部の鉄筋の腐食が進み、錆びによる体積膨張でコンクリーの中から押し出され【爆裂症状】を引き起こします。更に酷い場合は【欠損】高所の場合は落下の危険もあります。

 

腐食したドレンの様子

ドレン腐食!!!

 

ドレンが腐食すると、排水機能の低下はもちろん、ドレン欠損により余分なゴミが排水管へ侵入し、管内部のつまりや腐食にも繋がります。

 

シートが剥離した様子

シートの剥離!!!

 

ジョイント(接合部)の剥離を放置した結果、防水層が丸ごと剥がれてしまったケースも!こうなってしまうと下の階への漏水の危険大です。

建物延命のポイントは

   経年劣化による腐食を防ぐ事!

建物が劣化してしまった状態

表面仕上げ材(塗装・石・タイル・金属パネル等)や防水材等の劣化、亀裂(クラック)の発生により建物に水が浸入し強度が低下します。

◎鉄錆の発生による体積膨張→コンクリートを押し出し爆裂

◎コンクリートの亀裂発生 →中性化

◎木材          →腐食 

  

★定期的にメンテナンスすることで、耐用年数は長くなります。